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3匹のネズミの話

最近わたしの尊敬するコンサルタントからある話を聞きました。
とても興味深い話でしたのでご紹介します。

その話とは、環境が脳に与える影響の話です。

ある脳神経学者が3匹のネズミをそれぞれ違う環境で育てる実験を
しました。

1匹目は、何もないグレーの箱の中でえさだけを与えられて育てら
れました。

2匹目は、ブランコや車輪などおもちゃがいっぱい入った箱で育て
られました。

3匹目は、何もない箱なのですが2匹目のネズミが遊んでいる様子は
見ることが許されていました。

それぞれのネズミはどうなったでしょう?

1匹目のネズミ、つまり何の刺激もない環境で育ったネズミは普通
のネズミより「短命」でした。

それに対して2匹目のネズミ、刺激がいっぱいある環境で育ったネ
ズミは長生きでした。人間でいうと90歳位まで長生きしました。

そして、楽しそうに遊んでいるネズミを眺めていたネズミは1匹目
のネズミと同じで「短命」でした。

それだけではありません。3匹のネズミを解剖した結果、2匹目の
ネズミの脳は脳神経を繋いでいくコネクターが他の2匹のネズミと
は比べ物にならないくらい多く発達していたのです。

つまり、楽しまないネズミは頭が良くならないだけでなく短命に
終わる。それに対して楽しむネズミは頭が良くなり長生きもする。
見ているだけのネズミは楽しまないネズミと同じ、頭も良くなら
ず短命に終わってしまうのです。

住環境がわたしたちの体や精神に与える影響は、わたしたちが思う
以上にシビアなのかもしれません。

質素を旨とし、足ることを知り、不快な住宅でも我慢して住むとい
う思想もあるでしょう。しかし、必要なときに必要な住宅空間を選
ぶことではじめて手に入れられるものがあることもたぶん事実です。

もう一度住まいを購入する目的について考えてみてはいかがでしょう。