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成功するマイホーム探しのヒント
売主直売物件には気をつけろ!
先日、7ヶ月ぶりにあるお客様からメールが届きました。
その内容は、購入した家の工事がなかなか進まない、どんな仕様の家
が建つのか未だによくわからない、どうしたらいいのだろうという相
談でした。
実はこのお客様、売主業者から直にこの家を購入しているのです。
以前に何度かいろんな物件をご案内していたお客様だったのですが理
想と現実のギャップが大きくなかなか気に入る物件が見つかりません
でした。
そうこうしている内にある日メールが届き、今まで探していた場所と
は全く違う、奥様の実家の近くで家を購入したというのです。
お客様によればなかなか理想の物件が見つからず長期戦を覚悟してい
た矢先、奥様の実家で建築条件付の売地の広告を見つけたそうです。
近所だったせいもあり、ひやかしがてら見に行ったところ気に入って
しまったそうです。
「売主直売に付き仲介手数料不用」という言葉にもそそられ、その場
で決断、翌日には契約したそうです。
完成は翌年の春頃ということで約1年後の完成物件を購入してしまった
のです。新築マンションで完成が翌年という物件はよくありますが、
(それでも最近はかなり少なくなりました)建築条件付きの売地で
完成が1年後などという物件は滅多にありません。よくよく考えれば
注意しなければならないポイントはたくさんあるのですが何ぶん素人
と不動産のプロの取引です。どうもその辺りはあいまいにされたまま
うまく丸め込まれて購入してしまったようです。
工事がなかなか進まない、建物の仕様も標準仕様と書かれているだけ
でどんな内容なのか教えてくれない、外壁の色さえ決まっていないと
いうのが実態で、本当に春には完成するのか今もってわからない、
業者に聞いても、いつもあいまいな返事ばかりで最近では不信感すら
湧いてきたというのです。
そこでどうしたらいいのか、ということで相談があったのですが正直
私たちには何もできません。
すべてが契約の後ですから契約時にどのような説明がされたのか確認
のしようがありませんし、部外者である私たちには交渉する権利もあ
りません。
確かに売主直売物件は仲介手数料がかかりませんから魅力的です。
但し、交渉はすべて購入者であるあなた本人とプロの不動産業者との
直取引になることを覚悟しておかなければなりません。
通常は契約書は売主が作成し、買主であるあなたはそれに判を押すだ
けとなります。普通の常識で考えれば買主から特段の申し出がない限
り売主側に都合のいい玉虫色の文言が入った契約書をつくります。
それが現実の契約というものです。
売主直売物件は仲介手数料がかからない分、とてもお得な気がします。
5,000万円の物件で163.8万円も安く買えるわけですから皆さんが飛び
つく気持ちはよくわかります。
但し、その分だけリスクがあることも忘れてはいけません。
売主のメリットは買主のデメリットに直接つながるからです。
売主直売物件を購入する際には確認すべきポイントや契約条項につい
て十分理解している人に事前に相談してから購入することが最低限の
自己防衛策です。十分注意してからご契約ください。トラブルが起き
てからでは遅すぎますから...