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家庭内不一致

かれこれ1年になるでしょうか、あるお客様がやっと見つけた物件の
話です。

ご主人のお仕事が忙しく(帰宅は毎日深夜、忙しい時期になると1ヶ
月まともに休みもとれないという方です。)家探しは奥様が代わりに
というご夫婦でした。

最初は理想が高く、なかなか現実を理解するのに苦労されたのですが
何回か物件に足を運ぶにつれて理想と現実のギャップを埋めることが
できてきました。

それでも時間的には1年近くかかったでしょうか、先日やっとこれなら
購入してもいいという物件にめぐり合ったのです。

今までにお送りした資料は数知れず、実際に奥様が現地に足を運んだ
物件の数も優に30件は超えるでしょう。

そんな中ではじめて「これなら!」とピーンと来るものを感じた物件
を見つけたのでした。

早速、忙しいご主人を説得してして無理やり週末に時間を取ってもら
い現地案内。

やっとの思いで見つけた物件です。奥様としては当然ご主人も気に入
ってくれると信じていました。しかし現実は...

ご主人から出たひと言は、

「まぁ、悪くはないけどもう少し探せばもっといい物件が出るんじゃ
ない?」という耳を疑う言葉。

奥様にとっては1年間、一生懸命探してやっと見つけた物件です。
これ以上何を探せばいいのよ、というのが正直なところ。

当然、簡単には引き下がれません。
その場は「何とか説得しますから」といってお帰りになったのですが
すぐには結論が出ず、結局他のお客様に買われてしまいました。

実はこんなケース私たちはよく経験します。
夫婦で情報が共有化できていないのです。

そのためどちらかだけが現実を理解し、どちらかが現実を理解できな
いという状態が生まれてしまうのです。

一方は1年間自分のからだを使って情報収集して来た人、もう一方は
ほとんどはじめて家を見るような人です。当然、同じ情報でも分析の
仕方が異なります。

ましてや高額な買物、自制心も働き、前述のような「もっと探せばい
い物件が出るじゃない?」という言葉がでても不思議ではありません。

こんなケースはご両親から資金援助していただく場合にもよく見られ
ます。

家という高額な買物ですから慎重になることは決して悪いことではあ
りません。しかし、最終決断する人がご主人だとすれば奥様と情報を
共有しておかないといつまで経っても決断できません。

「これなら!」という物件は実はそんなには数多くないんです。

後悔しないためにもご夫婦での情報の共有化は不可欠です。
日頃からご夫婦でじっくり話し合う習慣をつけて下さい。
きっといい家が見つかりますよ。