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成功するマイホーム探しのヒント
売主から「あなたには売りたくない」と言われる買主とは?
最近1ヶ月で2件ほど売主さんから「このお客さんには売りたくあり
ません。」と断わられる出来事がありました。
どちらも価格交渉が成立してからの話で、さあこれから契約という
時期のことですから担当者はたまったものではありません。
「すいません、週末の契約ダメになりました。」
「何でですか?」
「ええ、売主さんの一方的な理由でして...、理由はハッキリしない
のですが...」
「今さら困りますよ、何とかしてください!」
時には買主さんから罵声が浴びせられることもあります。
でも本当は理由があるのです。ただお客様には言いづらいだけ。
その理由とは?
「細かすぎるお客様だったから」ということです。
でもお客様には
「お客様が細かすぎるから売主さんが怒っちゃったんです。」
とは言えません。
ですから「すみません...」といって怒られるしかないのです。
正直いって「細かすぎるお客様」というのは5%位の割合でいらっし
ゃいます。
一生に一度の買物だからということで気合が入りすぎているというか
マニュアル化しすぎているというか、限度を超えているような方も確
かにいらっしゃいます。
気持ちは分かるのですがあまり細かいと売主から嫌われます。嫌われ
るだけならまだしも今回のようにせっかくまとまった話を破談にされ
ることもありますので注意が必要です。
ポイントとしては大幅な価格交渉を頼むような場合は小さいことには
ある程度目をつぶってあげることです。
ヘタな買主さんは、大幅値引き交渉をした後に、交渉が成立するや否
やあれもこれも、ここはどうなっている、あそこはどうなっていると
矢継ぎ早に質問や要求をしてくるのです。
売主サイドとしては「こんなに譲歩しているのに...」という感情があ
りますから次第にイライラしてきます。
それでもどうしても売らなければいけない売主さんはある程度我慢し
ていただけるのですが、そうでない売主さんだと、怒りが爆発してし
まうのです。
そうなるともう損得の話ではありません。感情的になっていますから
後で私たちがどう取り繕っても後の祭り。ダメなものはダメになって
しまうのです。
また、これは必ずしも売主さん本人がいってくるとは限りません。
売主側の不動産会社がいってくることも多々あります。
特に売主側の不動産会社が大手不動産会社だったりすると顕著です。
というのも彼らは売却後のトラブルを異常に恐れるからです。
私がある大手不動産会社に勤めていた時もそうでした。
「買主さんがこういってきているんですけど...」と部長に相談すると
「そんな客は後々トラブルになるから止めとけ」と言われたものでし
た。その時は違和感があったのですが、上司の命令ですからしぶしぶ
でも従わざるを得ません。何度もお断りしたことがあります。
買主さんが自分にとって少しでも有利な条件で、と考えることは無理
もないことです。また、いい加減な不動産会社も多いですから自分が
しっかりしなければ...と力が入るのかもしれません。
しかし相手があることを忘れないでください。
売主も人間です。あまりに譲歩させられたり、買ってやるんだという
態度を取ると(そういうつもりがなくても被害妄想的に売主さんが感
じてしまうと)せっかくの交渉が水の泡となってしまいます。
書店にいくと不動産購入についていろいろ書いてある本があります。
時々パラパラと見てみるのですが、少しマニュアル化しすぎているの
では...と感じるのは私だけでしょうか?
机上の空論とは言いませんが実務に携わっている私としては違和感は
否めません。
交渉相手はあくまで人間です。自分が売主だったらという点も含めて
交渉することも大切ではないでしょうか。