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失敗しない物件選びのヒント

10年後、20年後も似合う家。

デザイナーズ住宅は、好き嫌いがわかれます。
カッコイイデザインに価値観を見いだせる人にとっては、たまらな
い魅力なのですが、実用性や日常に価値を置く人にとっては、あ
まり魅力を感じないもののようです。

確かに、最近のデザイナーズ住宅には日常を無視した物件も増
えてきました。外観だけならまだしも、室内のインテリアまでカッコ
良すぎるのです。

例えば、大理石。玄関に大理石程度ならまだ許されるのでしょうが
玄関から廊下、リビングにいたるまで大理石という物件も少なくあ
りません。ある程度の年齢の方をご案内すると、これを見た瞬間に
引いているのがわかります。

また、水回りにも問題があります。特にトイレ。高額な物件にも関
わらず、トイレがバスルームの中にある物件が結構あります。海外
の高級ホテルをイメージしたのかもしれませんが評判は最悪です。
今どきワンルームマンションでもトイレとお風呂は別よ!と言われ
ることもしばしば。当然、デザイナーはそんな批判は百も承知の上
でつくっているのでしょうが、やはり購入者の意識とは少しずれが
あるように思います。

若い世代の「はじめての家」としては、デザイナーズ住宅も夢があ
っていいのでしょうが、ある程度高額な物件になってくると逆に凝
りすぎたデザインが仇になることもあります。

高額な物件が購入できる人はやはりある程度年齢を重ねた人が
主流です。今までの生活を180度変えるような家には抵抗がある
のでしょう。年を取れば取るほど人間は保守的になりますから、仕
方ないのかもしれません。

先日もある50代前半の方をデザイナーズ住宅にご案内した時、ご
主人がこんなことをおっしゃっていました。「10年後、20年後もこの
家に住むわけだから、60代、70代の自分がこの家に似合うかどうか
も考えないとね・・・」と。確かにそのとおり。やはり購入者の生の声
は参考になります。