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失敗しない物件選びのヒント
迷ったら買い?!
とある案内でのこと。
ある不動産業者に案内されてきた若いご夫婦。
かなり真剣に室内をていらっしゃいました。売主さんに対する質
問も多く、雰囲気的には「買いモード」。かなりの好印象を残して
帰っていかれました。
その後、私が売主さんとの打合せを終えて帰ろうとすると、
先程のお客様がマンションの前をうろうろしていらっしゃいます。
「何かわからないことでもありますか?」と声をかけてみると、
「いえ、近所の様子をチェックしていたところです」と、これまた
前向きな発言。
「いかがですか?」と聞いてみると、
「今まで見た中では一番いい物件でした」とのこと。
「決断するのに、何か不安でもありますか?」と聞くと、
「物件的には申し分ないんですが、大きな買いものなのでじっく
り検討したいと思います」とのお返事。
「そうですか、他にも検討してらっしゃる方がいらっしゃいますの
で早めに検討された方がいいですよ」と伝えると、一瞬、怪訝な
表情に。きっと煽られていると思ったのでしょう。
その2時間後、会社に戻ってみると、午前中に案内した他業者
から購入申込書が入っていました。結局、このお客様は購入で
きないことに・・・。
不動産業者はよくその場で決断を迫ります。それを、煽られて
ると不快に思う方もたくさんいらっしゃいますが、不動産会社
の立場としては、他社から申込みが入った後では元も子もあり
ません。
せっかく決断したのに買えなかった、というのはお客様にとっ
ても不動産会社にとっても大きなダメージになります。なぜな
ら、そうそう決断できる物件はないからです。
不明な点、調査しなければならないことがあって決断できない
のは仕方ありません。そういう場合は、仮に売れてしまっても
諦めがつきます。
しかし、気に入っているのに決断ができないのは、せっかくの
チャンスを逃すことになります。チャンスの女神は前髪しかあ
りません。購入する、しないの意思表示は、なるべくその場で
しましょう。あなたが迷うような物件は、他の人も迷うような魅
力ある物件だということです。