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悪徳業者から身を守るためのヒント
悪しき業界の体質に逆戻り?
不動産業界にいて、不動産業界の体質を嘆くのも悲しいことですが不況
になって、また、以前の悪い体質が息を吹き返してきました。
簡単にいえば、自社の利益のために売主や貸主の利益よりをないがしろ
にする業者が増えてきたということです。
ご存じのように不動産流通市場はこの不況で大打撃を受けています。
当然、不動産会社は利益を確保するのに必死です。そのため売主や貸主
の利益より、自社の利益を重視する会社が増えてきたのです。
具体的には、物件隠しの横行です。物件隠しとは、売主や貸主から預か
った物件を他業者に紹介しないこと。レインズ等には登録の義務がある
ため掲載はしてあるのですが、他業者が物件の紹介を依頼すると、商談
中と称して他業者に紹介しないことです。
これは以前から業界の問題点として何度も指摘されていました。最近は
少し改善されていたのですが、また復活の感があります。噂によれば、
以前ある大手不動産会社が物件隠しをしていたところ、その事実が売主
にバレてしまい、訴訟寸前の大問題になったそうです。そのため、全国
の支店に物件隠しをしないよう通達が行き、一気に改善されたらしいの
です。
確かに、ある時期からその大手だけでなく他の大手不動産会社も対応が
よくなりました。それまでは新規登録物件など、ほとんど商談中と称し
て紹介もしてくれなかった業者が簡単に物件を紹介してくれるようにな
ったからです。
これで業界も改善されたと喜んでいたのですが、この不況でまた昔の古
い体質に戻ってしまった業者もあります。もちろんすべての物件で物件
隠しがされているわけではありません。
物件隠しがされる物件は、その業者が売れ筋と踏んでいる物件です。
高額な物件や、相場より割高な物件は簡単には売れないため物件隠しの
対象にはなりませんが、低額な物件や割安感のある物件は物件隠しされ
るケースがよくあります。
特に注意しなければならない物件は、低額で、なお且つ、売主がすでに
退去している物件です。業界用語でこのような物件の売主のことを「不
在地主」と呼びますが、不在地主の場合は、すでにその地域を離れてし
まっていることも多く、不動産市況がわからず任せっきりになってしま
うことがよくあります。そうなると悪徳業者の思うつぼ。売れない理由
を適当にならべて自社でお客様が見つかるまで物件が隠されてしまうの
です。
では、どうしたら物件隠しを見破れるのか?
簡単な方法があります。それは、不動産会社のふりをして売却を依頼し
ている業者に電話するのです。
「○○不動産と申しますが、物件の確認お願いします。○○の中古マン
ション○○○○万円はまだございますか?」と聞けばいいのです。
もし、「契約予定です」とか「お話が入っています」という返事が返ってき
たら要注意。後で担当者に「最近の状況はどうですか?」と聞きましょう。
もし、そこで「もうすぐ契約になりそうなお客様がいます」という返事が来
なければ物件隠しされている可能性は高いということです。
なんとも変な話しですが、これが現実です。自分の財産は自分で守る、
そんな時代がまたやって来たのかもしれません。